コントレラス作品の演奏


数回に渡って紹介しているハビエル・コントレラスですが、今回は彼の作品を演奏する音楽家達についてご紹介してみたいと思います。

 

まずはアメリカで活躍する女流ギタリスト、アナ・ヴィドヴィッチです。彼女はコントレラスがアメリカで作曲賞を受賞した曲であるヴァイオリンとのデュオ曲である<CEM>(ポルトガルで100の意味)を演奏している映像がYoutubeに載っています。恐らくこれが初演ではないかと思います。

ブラジルの躍動感のあるリズムを感じさせる素晴らしい曲で間違いなくヴァイオリンとギターの新しいレパートリーとして残っていく名曲ですね。

続いてはコントレラスのクラシックギターの師でもあるホセ・アントニオ・エスコバールです。まずは顔がよく見えないですが(笑)自宅録音と思われるコントレラスの技巧豊かなチャカレラ、そしてエスコバールとコントレラスの師弟で組んでいるデュオの演奏で<Truco>です。

どちらも非常に南米らしいリズミックで軽快な曲ですね。

次はコントレラス作品を演奏している訳ではありませんが、フアン・ファルーリカルド・モヤーノというアルゼンチンを代表する天才と鬼才と共演するコントレラスの映像です。チリの有名曲<Gracias a la vida>をトリオで演奏しています。

その場で即興的に組まれたトリオとは思えないくらいフィーリングが合っていて、最後の<Volver a los 17>でのエンディングは素晴らしい高揚感です。

最後はやはり自作自演をという事で、彼の最近の作品であるペルー組曲2番から<Festejo>です。超絶技巧ながら南米らしいリズムも失わない、素晴らしい名曲です。

南米音楽や現代クラシックギター音楽に興味のある方は、是非、今回のハビエル・コントレラスの来日公演を生で体験して頂きたいと思います。

 

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